がんには遺伝子治療が効果的です

がん細胞は常に発生していますが、人は自増殖を抑制・自滅を促進・老化した細胞を排除するこの3つの遺伝子の働きにより、約60兆個の細胞をバランスよく維持しています。

遺伝子の異常や欠如によってこの均衡が保てなくなってある異常な細胞が無限に増殖し不死になった状態が「がん」です。

遺伝子を正常に導く治療たんぱくを投与すれば無弁増殖を抑制し、自然な細胞死を促進させるのが遺伝子治療です。

元々原因となっている遺伝子に直接作用するので、種類や病期を問わず優れた効果を発揮することができますし、放射線治療や抗がん剤と合わせて行えば相乗効果も高く大きな効果が期待できます。

更に副作用はほとんど無いので体力の低下した方でも、また正常な細胞には影響を与えないので、入院の必要もなく通常通り仕事をしながらでも治療が可能になります。

それから、遺伝子治療はウイルスのかけらを使って直接細胞内に入って作用するので耐性ができ効果が無くなるということは無く、長期間使用することが出来ます。